音楽はどんなファイル形式で扱えば良いだろうか?
iPhone卒業を機に、iTunesから別の音楽再生ソフトへの乗り換えを検討しています。今の候補はJRiver Media Centerというもので、$49.98と有料ではありますが、扱えるファイル形式が豊富で人気があるようです。
音楽再生ソフトを選ぶ際に重要なのが “扱えるファイル形式” です。これまではmp3で満足していましたが、酔った勢いで¥46,000のイヤホン “Ultimate Ears UE 900s” を2個も購入してしまったので、音質にもこだわりたいと思っています。正直なところ、まだMP3とWAVの音質の違いをはっきりと聞き分けられませんが……。

よく使われるファイル形式
WAV
非圧縮形式のため音質的には最も優れていますが、ファイルサイズがとても大きいのが難点です。数千曲を管理する自分のような場合には現実的ではありません。
MP3
WAV形式との違いに気づかないほど優れた音質を維持しながら、圧縮率も高いため人気があります。ただし非可逆圧縮(一度圧縮すると完全には元に戻せない)という特性があります。音質的にはMP3でも十分満足していますが、情報が失われているという点では少し残念な気もします。
AAC
MP3の改良版で、同じデータ量でもMP3より音質が向上しているとされています。iTunesストアからダウンロードするとこの形式になります。こちらも非可逆圧縮ですが、比較的新しい規格なので効率的に圧縮できるのが魅力です。
FLAC
可逆圧縮(圧縮しても完全に元に戻せる)のフォーマットで、音楽愛好家の間で人気があります。WAVの約半分のサイズに圧縮でき、必要に応じて元のWAVファイルに1ビットの狂いもなく復元できます。音質を妥協したくない方にはおすすめです。
選択したファイル形式
非可逆圧縮だとAACのバランスが良さそうですが、最近はHDD/SSDも安くなってきたので可逆圧縮も現実的な選択肢になっています。可逆圧縮のファイル形式はまだメジャーとは言えませんが、FLAC形式はかなり普及してきており、再生ソフトや変換ソフトも充実しています。
ただ2016年現在、FLAC形式は残念ながらiTunesやWindows Media Playerといった主要な音楽プレイヤーでは直接再生できません。FLACをそのまま再生できるソフトの一つが冒頭で紹介したJRiver Media Centerです。
いろいろ検討した結果、CDからインポートする音楽はFLAC形式、オンラインストアから購入するものはAAC形式で管理することにしました。音楽配信サービスからのダウンロードは頻繁に行うので、提供されるファイル形式(多くの場合AAC)に合わせるのが現実的だと考えています。