転前のサイトからの転記です。日付は当時のものを使用しています。文言などは若干修正を入れています(7年前なので表現が若くて恥ずかしい)。
前回の記事で書いたPCパーツ換装とWin10のクリーンインストールを終えたので工程などを残したいと思います。なんと初めてのパーツ初期不良に当ってしまって結構時間が掛かってしまいました。
今回の作業工程は①Win7のマザーボードを含めたパーツ交換を行い、②交換に伴う認証を通し、③Win10へのクリーンインストールを行う、というもの。ここでポイントなのは、①ではOSの再インストールはしないということ。既存の環境を引き継ぎます。一般に、アーキテクチャの変わるマザーボードの交換はそのまま環境を引き継いでしまうとOSが起動しない・入力装置が動作しないなどの不具合が発生するので前準備が必要です。
目次
前準備 – SSD内のOSをそのままにマザーボードを交換するために
・システム修復ディスクの作成
・復元ポイントの作成
・データの取り出し、バックアップ
・インストールされているソフトの確認
・交換後の環境のドライバをSSD内に入れておく←重要
・IDEコントローラ周りのレジストリを変更しておく←重要
下記2点の作業はSSDやHDDのOSをそのままマザーボードを交換するときの注意点やマザーボードを交換するとOSが起動しなくなるから注意!その原因と対策をご紹介。を参考に実施しました。レジストリ変更に関してはハードディスクやOS(Win7)はそのままマザーボードを交換してみたの解説を引用すると、
コレは何をするのかというと『必用でないストレージドライバも有効にする』っていうことになります。
ハードディスクやOS(Win7)はそのままマザーボードを交換してみた
噛み砕いて説明すると、
・交換前のマザーボードで使用するドライバのみが有効になっている
・全てのドライバを有効にしてしまう
・するとマザーボード(CPUやチップセット)が変わってもハードディスクドライブなどにアクセスできるようになる
・マザーボードを交換してもWindows(OS)が起動する
といった具合です。
ということだそう。レジストリ変更は多少勇気が必要でしたが、データのバックアップも終えていたのでえいやでやってしまいました。
前準備 – Win10をクリーンインストールするために
・メディア作成ツールを使用し、USBメモリへWin10インストールメディアを転送
・現環境のプロダクトキーを確認
この作業は【改善】無償アップグレード版のWindows 10をもう少しだけ簡単にクリーンインストールする方法を参考に実施。左記ページではライセンス認証の関係上、クリーンインストールしたい場合は「まず通常の手順でWindows 10に無償アップグレードしてから改めてWindows 10のクリーンインストールを実行する」と記載されています。しかし2015年11月に発表されたWindows 10 バージョン1511では事前にアップグレード作業をしなくても、直接Windows 10のクリーンインストールが行えるようになったようです。
ここでの注意点はプロダクトキーとプロダクトIDは別物だということ。コンピュータ>右クリックから確認できる文字列はプロダクトIDなので注意です。今回プロダクトキーは“Product Key Viewer”というソフトを使って確認しました。
現構成のパーツ取り外し
以下が現構成です。ケースを開けた瞬間、あまりの埃の量に驚愕。半年に1度くらいは掃除しているのですが足りないですよね。埃の掃除に加えてグリスの清浄などを行って作業完了です。ちなみに、解体中は夢中になり過ぎたので写真はありません。笑
組み立て
前回の記事に記載したパーツ5点を秋葉原のTUKUMO eX.で購入してきました。これまでヒートシンク付きのメモリは扱ったことがなかったので、格好良さに少し感動(ただこの選択が後に大変なことに)。
取り敢えずCPUの取り付け。この作業は何度やっても緊張します。メモリの赤がマザボの色合いとマッチして気に入っています。
CPUクーラーの取り付け。デカい。
電源は初めてのSeasonic。巾着があって高級感が溢れてます。ケーブルもフラットケーブルになっているので取り回し易いです。
かなりハショりますが裏面配線も頑張って組み立て完了。
ようやく起動!!マザーボードのLEDも綺麗でいい感じ……ん!?画面がいつまで経っても出力されない。。。……取り敢えず最小構成へ分解。マザボ+CPU+メモリのみにしても状況は同じでした。整理すると、
現象(電源投入後)
・マザボのLEDは光る
・CPUファン・ケースファンは回る
・ビープ音が鳴らない
・画面が出力されない
やったこと
・CPUの付け直し
・メモリの挿し直し
・動作実績のある電源を使用
・モニタの入力はDVI・HDMI・VGAそれぞれ確認
・メモリを1枚にしてそれぞれのスロットで確認
結果、いずれも効果はありませんでした。ビープ音が鳴らないあたり、相性問題か初期不良だろうと判断したのですが結構焦ります。後日TSUKUMOのサポートセンターへ購入品を持って行きましたが、結論から言うとメモリの初期不良でした。同じ型番の別メモリに交換してもらったらあっさり動作。PCパーツは通販ではなく、信頼できる専門店で購入した方が良いと改めて実感しました。サポートセンターは不具合解析のノウハウがあるようで、初期不良だと断定した後も複数世代のグラボ、OSなどで動作確認をしてくれました。
すぐに家に帰って本組み。BIOSが起動するだけでこんなにも感動するとは思いませんでした。何はともあれ一件落着。Win7の動作確認後、Win10のクリーンインストールに進みます。
Win10クリーンインストール
OSインストール時は「プロダクトキーを持っていません」のような選択肢を選びましたが、事前情報通り無事インストールは完了。各種ドライバをインストール後にライセンスページへ進みます。いくつかのブログではライセンスキーを入れることなくデジタル認証されていたと報告されていましたが、私の場合は入力を求められました。Win7にて確認したキーを入れてデジタル認証完了です。
その後の初期設定は備忘録として箇条書きで記載しておきます。思ったよりも大変な作業になってしまいましたが、少なくともこの先5年は安泰かと思います。最近はゲームなどはしないのですが、余裕ができたらグラボも買いたいと思っています。
Win10インストール後にやったこと
・BIOSにてファン回転数とオンボードLED設定を変更
・Win10本人確認の実施
・ユーザーファイルの格納場所をDドライブに変更
・コンピュータがスリープ状態になるまでの時間を変更
・ファイルを削除する際に確認するように設定>ゴミ箱右クリックで
・本人確認の実施
・タスクバーを主モニタだけに表示するように変更
・最近使用したファイルを表示しないに変更
・Cortanaを停止
・同じwinアカウントを使用している端末との同期設定を停止